デイケア/水田容子

 1月往(い)ぬる、2月逃げる、3月去るとは良く言ったもので、今年早くも2月が経とうとしていますが、皆様お正月気分は抜けたでしょうか?

 今年2018 年の干支は戌(いぬ)年ですが、なぜ干支では<いぬ>を<戌>と書くかご存知でしょうか? そのわけは…、12の方角の11番目にあたるのが<戌>であるとのこと。それでは11番目の方角とは何か。昔の方角というのは古代中国から伝わったもので、方角は全部で12あり、昔中国では木星の運行によって方角を決めており、木星は約12年で天球を一周しますので、1年ごとに一つの方角を決め、それを12作ることによって、一周分の方角を決めたのが日本に伝わってきたというのです。方角の名前は干支に登場する動物の名前を12の方角に対して北から時計回りに順番に当てはめたものですが、もともと十二支には動物の意味はなく、庶民に干支を浸透させるように身近な動物が当てられたとのことです。ちなみに、干支の方角をざっくり東西南北に当てはめると、卯=東、酉=西、午=南、子=北で、戌の方角は大体西北西?北西の間くらいとのことです。そう来ると、干支は昔の時間表記にも関連してくるのですが、今回はこれまでにしておきましょう。

 他にも調べてみると、戌年生まれの性格として、愛情深く情熱的、ピュアでシャイ、弱者を助けずにはいられないほど親切で、リーダーに向いているとのことです。戌年の皆さん、当てはまってますか??

 さて、私個人のことをお伝えすると、昨年12月から部署異動にて、就労に向けたデイケアで勤務をしております。ここで少し宣伝ですが、当部署は就労を目指したいと希望している20~30代の方に対し、再発防止や不調時の対処技能の獲得に向けたプログラム、就労に向けた実践的なプログラムなど、就労するためのお手伝いをしています。新しく立ち上げた部署でもあり、まだまだ浸透しておりませんが、興味を持たれた方はお気軽にお問い合わせください。それはそうと、これまでの病棟勤務では年末年始関係なく仕事をしていたのですが、異動となったことで、今年は初めてまとまった連休となりました。普段やらない家の大掃除をして腰を痛めたり、親戚に挨拶まわりをしたりと久々にお正月らしい連休でした。何より子供たちにとっては、日替わりで公園や凧揚げ、海での貝殻集めなどをして充実した年末年始になったのではないでしょうか。今年、保育園年長さんになる長男は、「もうちょっとでお正月になる?」と早くも楽しみにしております(笑)。

 <逃げる>2月。2月3日の節分は家族で南南東を向いて恵方巻を頬張ったあとは、毎年恒例ですが、主人に鬼に扮装してもらい子供と豆まきをしました。「今年は例年より寒い!」と、毎年のように聞きますが、こうやって行事をこなしながら、暖かな春を待ちわびています。<去る>3月も間もなくですが、1日1日をゆったりと大切にして過ごしていきたいものです。


UP