4階病棟/楠瀬勇斗

 今まで私が学生時代していた部活動を一発で言い当てた人は誰もいません。それは多分、自分の体格がそのスポーツのイメージとかけ離れているからだと思ってます。なので「ラグビーやろ!」と言い当てられると実はとても喜んでます。

 小学生のころ友達はみんなドッチボールクラブやサッカークラブに入っており、自分自身もサッカークラブに一時期入っていました。同級生の男子はほとんど、どちらかのクラブで活動していたのですが、グランドの隅で細々と楕円形のボールを投げたり走ったりしている部活がありました。

 ラグビーを知ったのはその時が始めてで、なぜか「よくわからんけどやってみたい!」と思い、サッカー部を辞め入部したのを覚えてます。小学生時代にしていたラグビーは体へのタッチがタックル代わりという安全なスポーツであり、ルールも簡単であったため、毎日楽しく活動することができました。

 その後、中学校に入りラグビー部に入部したのですが、今までタックルを経験したことのない自分は衝撃を受け、そこではじめて本当のラグビーを知ることとなりました。感覚としては、全く別の競技をしているようで、恐怖心しか感じてませんでした。結局は高校卒業後まで続けることができましたが、そこで怪我をして以来ラグビーは出来てません。

 時々、テレビでラグビーが取り上げられたり、後輩の試合を観戦しに行くと、またやりたいなという気持ちになりますが、今の体格でやると大怪我をしそうなのでしばらくは出来そうにありません。土佐病院の職員の中には体格が理想のラグビー体系の方もいるので、鍛え方を教えてもらうことも出来ると思います。ですが、自分がそこまでストイックになれる自信もなく今は一歩が踏み出せない状態です。

 来年は4年に一度行われる、ラグビーワールドカップが日本で開催されます。日本ではあまり知られてないですが、この大会は夏季オリンピック、FIFAワールドカップと並ぶ世界三大スポーツイベントのひとつと言われています。なので、より一層ラグビーが注目されるはずです。高知県ではまだまだマイナースポーツなのでこれを機に少しでも興味を持ってもらいたいです。


UP