ホームますがた/三谷伸好

 来年2020年は二度目の東京オリンピックが開催されます。世界中の様々な国の人々が日本に集まって競い合うスポーツの一大イベントです。自分もサッカー、柔道と新種目のスポーツクライミングとスケートボードに興味津々です。

 話は変わりますが、オリンピック誘致の際に有名になった日本語に「おもてなし」があります。主に訪れた人を歓迎することを意味するこの言葉は日本人にとってはごく普通に馴染みのある言葉ですが、外国の方にとっては新鮮に聞こえたのではないでしょうか?

 私達の住む高知県のある四国にも「おもてなし」の文化でもある四国八十八か所を回るお遍路文化があります。

 お遍路文化とともに自然に溢れる四国の姿は、外国の方にとって、東京や古き良き日本の姿でもある京都とはまた違った魅力を感じられる場所として映るのか、観光やお遍路をする方が年々増えてきています。

 四国四県それぞれに形はどうであれ、お遍路さんに「お疲れ様です」という意味と、自分の代わりにお遍路をしてお参りをお願いしますという意味を込めて、お茶を出す、ご飯をご馳走する、宿を提供するなど、様々な「お接待」という名の「おもてなし」をします。

 自分は何年か前に、ある人に「人と人は会うようになっちゅう、偶然やないき必然ながやないが?」と言われましたが、その言葉は今でも自分にとっては何にも代え難い根っことなっています。

 昨日までは全然知らない人が今日この時間に知り合いになる。それは偶然ではなく必然なんだと思うと、とても面白く楽しい毎日にワクワクする自分がいます。

 自分はよくひろめ市場に行きますが、そこで色々な地域の人達と一緒になります。外国の方、東京の方、大阪の方など色々な地域の人と話をして仲良くなります。

 そして、自分なりの「おもてなし」をして、高知を楽しんでもらえるようにしています。

 自分は人と出会い、話をして自分の知らない事や場所を知る事は大切な学びの機会ですし、活字や数学だけではなく、その場や時間に生きている人との会話は唯一無二の教材だと思っています。

 これからも、一期一会の出会いを大切にして、良くも悪くも成長の糧としたいと思い、毎日を過ごしていきたいとおもいます。


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