3階病棟/横山 宣

 世の中には、UFOや都市伝説、予言や陰謀説等々数多くのオカルトがあり、その筋の情報を日々待ちわびている人も少なくはない。私もその一人であるが、今回自分自身長い間気になっているオカルトについて好き勝手に解釈してみたので挙げてみる。多少の共感を得れたらと思う。

 1.パラレルワールド
パラレルワールドは現世と並行したもう一つの世界と言われているが、その解釈は私も同じである。ただし、私はそれにプラスして時間のズレのようなものもあると感じる。人生には選択の場が幾つもある。どうでも良さそうな些細な事から、その後の人生に影響を及ぼしかねないような重大な事まで数多く、毎日何かしらの選択を行いながら人生は進んでいく。

 何気に選択している中で、『前にも同じ状況で同じ人に同じことを言った』とか、『この人次にこう言うはずだ』とか初めて来た場所なのに何故か知っているとか、そういったデジャブはパラレルワールドと関係しているとも言われている。ここで自分なりの解釈をしてみると、私は今45歳だが、こういった経験は若い頃に多く、ある程度の年齢からあまり経験しなくなったような気がする。それは、脳神経の発達時期と関係しているのではと考えている。脳神経の発達は6歳には90%程度、10代半ば〜20代前半で完成すると聞いたことがあるが、まだ若く経験値が少ない為、新しい情報を処理している中でいわゆる『バグ』を起こしてしまっているのではという解釈に至っている。

 2.夢
何故夢を見るのか…。一般的には情報の整理であったり、ストレスをリセットするため等諸説あるが、いまのところハッキリとは分かっていないのが現状らしい。

 私は、この『夢』に関しても脳神経の発達や衰退が関係しているのではと考えている。若い頃には良く夢を見たがここ最近はあまり見ないように思う。睡眠の質も関係しているのかもしれないが、確実に減っている。私が見た夢の中で強烈過ぎて忘れられないものを挙げてみる。20代の頃に見た夢で内容は覚えていないが、あまりにも面白くて寝ながら大爆笑をしてしまい、笑っている自分を自覚して目が覚めたことがある。逆に、祖母が亡くなった夢を見た時は寝ながら声を出して号泣し、泣いている自分に気付き目が覚めるということもあった。夢を見る理由は兎も角にも内容については何を意味しているのか、どう解釈してよいのか全く分からない。

 今回、自分の解釈では共通して『脳』が起こすものとして挙げてみたが、人の身体についてはまだまだ未解明なものが多い。オカルト目線は捨てきれないが、こういった事が科学的に早々に解明される日が待ち遠しい。


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