こんにちは。心理士の山崎です。私の専門は心理学なのですが、その心理学から何か皆さんの生活に役立てるような情報をお伝えできればなと思い、コラムを書かせて頂きました。連続して色々なテーマについて話したいと思います。今回はストレスについて話していきますね。

みなさんは日常生活てで、何気なくストレスという言葉を聞いたり、口にしたりしませんか?「雨の日はストレス溜まりやすいね...」 とか「テレビのCMが長すぎてストレス溜まるー」とか。

では、このストレスとは一体何でしょう か? 説明して下さい、と言われると困りませんか?ちょっと具体的にストレスについて考えてみましょう。

ストレス(STRESS)を辞書で引くと、「精神緊張・心労・苦痛・寒冷・感染などごく普通にみられる刺激が原因で引き起こされる生体機能の変化」というような説明が書いてあります。わかりやすくいうと、「何らかの刺激によって起きる心や体の状態」のことです。

ん~...まだわかりにくいですね。例えば「今日のご飯に嫌いなものが入っている」と思うと、嫌な気持ち(状態)になりませんか?この場合、嫌いなものが入っているというのが「刺激」です。普段私たちが何気なく「ストレス」として呼んでいるものは、「刺激」があって「反応」までを含めた一連のことを指しています。つまり、ストレスとは「今日のが飯に嫌いなもの(刺激)が入っているなあ...嫌だー(反応)」という一連の状態までのことを指しています。

また、医学や心理学ではこうしたストレスの原因となる刺激を「ストレッサー」、ストレッサーに引き起こされる反応を「ストレス反応」と呼びます。

こうしたストレスについて知ることは、自分のストレスを軽減することへの近道になります。


今回はストレスとは?ということについてお話させて頂きました。ただ、このストレス...悪いことばかりではないのです。次回はそのことについて話したいと思います。

臨床心理士/山崎 聡


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