土佐病院精神科では「救急入院する統合失調症患者における抗精神病薬のリアルワールドでの有効性に関する多機関共同前向き観察研究」という研究を行っております。この研究は、どのような治療法が統合失調症の治療失敗のリスクを低減させるかを調べることを主な目的としています。そのため、過去に統合失調症の治療を受けた患者さんのカルテ等の治療データを使用させていただきます。
○この研究の対象となる患者さんは、統合失調症の方で、西暦2022年4月1日から西暦2023年3月31日までの期間に入院して薬物療法を受けた方です。
・利用させていただくカルテ情報、およびカルテ期間は下記です。
診断名、年齢、性別、身体所見、検査結果(血液検査、画像検査、心電図検査)
期間:西暦2022年4月1日から西暦2026年3月31日
○この研究は順天堂大学医学部医学系研究等倫理委員会の承認を受けて行われます。
・研究実施期間 倫理委員会承認日 ~ 西暦2026年7月31日まで
・研究責任者 須藤 康彦
○過去のデータを使用する研究であり、新たな検査や費用が生じることはなく、また、使用させていただいた患者さんへの謝礼等もありません。
○患者さんの情報は、個人を特定できる情報とは切り離した上で使用します。また、研究成果を学会や学術雑誌で発表しますが、患者さん個人を特定できる個人情報は含みません。
○調査研究の結果、特許などの知的財産が生じる可能性もございますが、その権利は大学・研究者に帰属し、あなたには帰属しません。
○この研究は、日本精神科救急学会の研究費によって実施しておりますので、外部の企業等からの資金の提供を受けておりません。研究者が企業等から独立して計画し実施することから、特定の企業が研究結果および解析等に影響を及ぼすことはありません。また、本研究の責任医師および分担医師の開示すべき利益相反については、順天堂医院医学系研究利益相反マネジメント委員会あるいは共同研究機関各施設の利益相反に関する委員会で申告審査を受けています。
○上記の診療情報等を共同研究実施のために下記機関に対して提供します。
[主な提供方法]電子的配信
・順天堂大学 (研究責任者 八田 耕太郎)

「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」第8の1(2)イの規定により、研究者等は、被験者からインフォームド・コンセント(説明と同意)を受けることを必ずしも要しないと定められております。そのため今回の研究では患者さんから同意取得はせず、その代りに対象となる患者さんへ向けホームページで情報を公開しております。
この研究の対象となる患者さんで、ご自身の情報は利用しないでほしい等のご要望や、研究に関するご質問がございましたら、大変お手数ですが下記のお問い合わせ先までご連絡ください。なお、同意の有無が今後の治療などに影響することはございません。
【問い合わせ先】土佐病院 研究担当者:山崎聡



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