3 階病棟/宮本由惟

 今回、初めてプラタナスの風のバトンタッチを書かせていただきます。書くにあたって今までのバトンタッチを読ませていただくと、皆さん文章力が高くて楽しそうな趣味があって凄いなぁと感心しつつ、「どうしよう…私文章書くの苦手やし、人様にお披露目できるような趣味なんてない…」と困ってしまいました。一応ポケモンが大好きだったり動物が好きでペットを飼っているので、趣味として書いてみようと思いましたが、3行書いたところで書くことが思い浮かばなくなったのでボツにしました。なので、最近の出来事や感じたことを書いてみようと思います。

 最近、甥っ子が生まれました。私は女系家族なので待望の男の子が生まれて宮本家は甥っ子にぞっこんです。私も甥っ子が可愛すぎて深夜明けや休みの日には、しょっちゅう姉の家に遊びに行ったり、姉夫婦がデートに行く日は子守りをしています。まだ生後2ヶ月なので、赤ちゃん赤ちゃんしていて本当に可愛くて仕方ないです。娘は一人っ子なので甥っ子を弟のように可愛がって一生懸命お世話をしてくれるのでその光景も微笑ましく感じます。

 この前イオンに行った時に、甥っ子が泣き止まなくて困ることがありました。甥っ子は抱き癖がついているので娘と交代で抱っこしたり、急いで授乳室でミルクを作って飲ませたりして悪戦苦闘していると、「ほんと赤ちゃんのお世話って大変やね。ママ一人で(赤ちゃんの頃の)私のお世話をやりよったがやろ?ママありがとう」と不意打ちに娘が感謝をしてくれました。娘は小学4年生で、私と遊ぶより友達と遊ぶことを優先したり、「ママに正面から抱きしめられたら加齢臭が気になるき嫌!!」とハグを拒否されたりと、徐々に親離れしていく姿に寂しさを感じていました。なので急な感謝に涙腺が緩みそうになりましたが、ギャン泣きの甥っ子を抱っこしていたので、絶対「この人育児疲れで泣いている」と周りに思われたくなくて何とか涙を堪えてその場をしのぎました(笑)。

 私は子育てを子供に見返りを求めず無償の愛を与え続けることだと思っていますが、感謝をされるとやっぱり嬉しく感じます。傍から見たら大した出来事ではないと思いますが、私にとっては「娘を生んでよかった。これからも娘のために仕事を頑張ろう」と感じられた特別な出来事でした。

 つたない文章になりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。


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